基礎からガッツリ! 数的推理

目指せ公務員試験合格! 数的推理の解き方を徹底解説します!

素数に関する問題の解答解説(1)

問題を解いてみた方は、早速解答してみましょう!

(1)素数を小さい方から9つ答えよ。
  これは絶対に覚えてくださいね。
  13で割り切れないような自然数素因数分解する必要があるとき、
  23くらいまでは割り切れるか確認するようにしてください。

 答え:2,3,5,7,11,13,17,19,23

(2)36を素因数分解せよ。

 答え:36=\mathrm{2}^{2}×\mathrm{3}^{2}

(3)99を素因数分解せよ。

 答え:99=\mathrm{3}^{2}×11

(4)221を素因数分解せよ。

 答え:99=13×17
 
【Point】
 以下を覚えておくと計算の効率があがります。
  ・2の倍数…1の位が0,2,4,6,8
  ・3の倍数…すべての桁の数の和が3の倍数になっている。
  ・5の倍数…1の位が0か5になっている。
   ※221を素因数分解する際は上記も参考に、以下のように解いていきます。
    ①2では割り切れないと分かる。
    ②2+2+1=5で、3の倍数にならないから、3では割り切れない。
    ③一の位が0や5ではないから、5では割り切れないと分かる。
    ④7で割ることはできない。
    ⑤11でも割り切ることはできない。
    ⑥13では割りきれる。しかも商は素数の17。
    ⑦したがって答えは、13×17となります。
    注)2、3、5と、小さい順に素数で割りきれるか検討していくので、
      素数を覚えておく必要があると分かりますね。


(5)551を素因数分解せよ。

 答え:551=19×29

【Point】
 551は大体20×25くらいの大きさ。
 また、一の位が1になっているということは、
 素因数の一の位どうしの積が1になるということですね。
 かけ算九九で一の位が1になるのは、1×1,3×7,9×9くらい。
 11,13,17,19あたりで割りきれるのではないかと予想して、
 実際に割ってみると、19で割りきれました。しかも商である29も素数
 したがって答えは19×29となります。

(6)54の約数はいくつあるか答えよ。
 54=2×\mathrm{3}^{3}
 したがって、約数の個数は、
 すべての(素因数の指数+1)の積で求められるので、
 (1+1)×(3+1)=8      

 答え:8個

(7)2520の約数はいくつあるか答えよ。
 54=2×\mathrm{3}^{3}
 したがって、約数の個数は、
 すべての(素因数の指数+1)の積で求められるので、
 (1+1)×(3+1)=8      

 答え:8個